
時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)
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時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫) のカスタマーレビュー 
原作には原作の良さがありますね。
(2009-12-22)
1冊まるまる『時をかける少女』だと思っていたのですが、
短編3作品のうちの1作でした。
『時をかける少女』は
原田知世さんが主演の実写映画と、
アニメ映画版を観たことがあったので、
大体のストーリーは知っていましたが、
原作には原作の良さがありますね。
(原作を読んでから、
アニメ映画版を観るとより楽しめると思います。)
ただ想像していたよりも文章が軽く、
あっさりとした印象です。
(中高生向けだったらしいので当然と言えば当然ですかね)
収録されている短編は、
1.『時をかける少女』…あることがキッカケでタイムリープ(時間跳躍)とテレポーテーション(身体移動)ができるようになってしまった少女の話。
2.『悪夢の真相』・・・理由のわからない恐怖心の原因を探そうとする少女の話。
3.『果てしなき多元宇宙』・・・自分のいた世界と微妙に違う世界(パラレルワールド)へ移動させられた少女の話。
の3作品です。
『時をかける少女』の評価は星4つ、
『悪夢の真相』は星3つ、
『果てしなき多元宇宙』は星2つといったところです。
文章は3作品とも軽めです。
本全体の評価としては星3つとさせていただきました。
筒井小説の傑作、が解説と抱き合わせ小説がいまいち
(2009-11-25)
七瀬再び、家族八景などのSFの大御所である筒井康隆のSFの原点のような本
この本は、時をかける少女の他に、悪夢の真相、そして果てしなき多元宇宙の3本立ての本です。
時を賭ける少女は、大昔に読んで、久しぶりに読んでみたのですが、さすがにすばらしいです。
なんといっても、最後の2〜3ページの「余韻」が強烈な印象として残っているのですが
小説ならではのこの感覚を思い出させてくれる、すばらしい作品です。
それに反して、自分たちのトラウマの原因を探る「悪夢の真相」そして
タイムスリップが他の「自分」まで影響してしまう「多元宇宙」のギャップが
大きいのを感じます。
また、解説が、単に「時をかける少女」ファンレベルの文書になってしまっており
他の2作品については一文字も触れていないのが残念を通り越して怒りすら覚えます。
小説でしか味わえないこのみずみずしい感覚を思い出させてくれたこの作品は
全く古さを感じさせない作品で、私にとって傑作ですし、多くの人にとっても
同じではないかと思います。抱き合わせの解説などが残念なレベルですが
時をかける少女のすばらしさをぜひ味わって欲しいです。
何度読み返してもおもしろい
(2008-08-27)
巨匠 筒井康隆の、古典と呼んでもいいくらい超有名なタイムトラベルもののSF小説。何度も映像化、アニメ化されているので、見たこと読んだことはないけれども、そのタイトルだけは知っているという人も多いことでしょう。
発表が1965年、学生向けの科学雑誌ということもあり、古臭く子供っぽく感じてしまうところも多々ありますが、それでもとてもおもしろい。何度も読み返していて、意外とあっけなく感じる結末もわかってはいるのですが、読み返すたびに、初めて読んだときの感動とちょっぴりの切なさ、こんなにおもしろい小説があったんだという新鮮な驚きが蘇ってきます。
映像作品も見てはいますが、小説にはかなわない。映画・アニメ版の『時をかける少女』しか知らないという人は、ぜひ一度読んでみてください。
いっしょに収録されている二編『悪夢の真相』と『果てしなき多元宇宙』も、なかなかおもしろい作品です。
観た後で読んでもおもしろい
(2008-08-24)
映画やテレビで観た後、ようやく原作にたどり着きました。
やはり本には本のよさがあって・・・
想像力をかきたてられる本ですね。
観た後で読んでも、すばらしい作品です。
思春期のなんともいえないほろ苦さがいいです。
昔書かれた本だから、安心して読めるのかも
(2008-07-28)
つい先日放送されたアニメを見て、懐かし〜〜〜と、原作を
読み返してみたくなりました。
子供の頃読んだ本で、大人になった今でも楽しめる本は、
さすがに少ないけれど、今読んでも懐かしさもあり、
楽しめました。
この筒井康隆さん、先見の目がありますよね。(そうでないと、
SFなんて書けないかもしれませんが)未来人のケン・ソゴルの
説明した未来の出来事の一部は、現在すでに実現化されているし。
これが、今現在、この内容で発売されていたら、ブーイングさえ
あったのではないでしょうか。読んでいて、さすがにこのまま
全部はありえないとしても、いくつかの内容はそれほど遠い
将来でもない時期に実現してもおかしくないと感じ、背筋が
ゾクっとしてしまいました。
同時収録の「悪夢の真相」
すっかり忘れていましたが、読み始めてから「あ、これも
読んだことある!」とうれしくなりました。
これはSFではなく、主人公の少女が自分や弟の得体の知れない
恐怖の理由をつきとめ、克服していくお話。
なぜそんなものが怖いのか、どうしてそうなってしまったのか、
その原因がどこから来るのか・・・人間の心にしくみを
探っています。
トラウマについて知りたいなら、ヘタな心理学の内容の堅い
本より、よほどわかりやすいかも。特に小さなお子さんの
いらっしゃる親御さんにお勧め♪
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