デザインの生態学―新しいデザインの教科書 - 和書

デザインの生態学―新しいデザインの教科書

デザインの生態学―新しいデザインの教科書

後藤 武
佐々木 正人
深澤 直人

東京書籍

グループ:Book

ランキング:88379位

価格:¥ 2,310 (税込)

ポイント:23 pt

発売日:2004-04

在庫状況:在庫あり。


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モノとワタシという閉じた枠組みから脱却する刺激を与えてくれる良書  (2009-05-09)
かなり強引なあらすじを書くと、人とモノとの関係性書いたもの。
デザイン本の多くが実体験もしくは美術史とカテゴライズと少々の分析に終始しがちなのに対して、この本では人がモノをどのように捕らえるかを中心に書いてあります。
ある意味、核心をぶち抜くモノだと思います。
が、扱う内容自体がこの本一冊で収まるシロモノではないので、これ一冊で満足するのではなく、これを足がかりにして心理学だったり社会学だったりデザイン論の枠を超え、人と物との関係延いては人と人との関わり合いとしてのデザインを考えるよい起爆剤になりえると思います。読んでみて考えさせられました。

サブタイトルには疑問があるが..  (2006-11-15)
アフォーダンスという理論と、それの広がり、受け入れ方という点では、三人の著者がそれぞれのフィールドから論を展開していて、大いに参考になった。デザインに携わる者、教える者は読んでおいて損はないだろう。しかし私はサブタイトルの「教科書」という文字に惹かれて読んだのだが、これには大いに疑問が残る。内容は、著者たちの見解の、ある程度の一致に終わっていて、「教科書」と呼べるものではない(少なくとも、講義で「教科書」としては使えない)。ただしこのことは本書の良さを損なうものではなく、自ら行ったり教えたりするデザインに対する認識を、あらためて考えるよい契機となる著作であろう。

プロダクトデザインの視点が少し広がり始める本  (2006-04-24)
深沢直人さんの作品で、「ありそうだけどなかった」というものが多いですが、その思考を佐々木正人氏のアフォーダンス論で解明されていく。深沢さんが丸裸にされていく様が非常におもしろかった。アフォーダンスを読み解くには、深沢さんというフィルターを通すとわかりやすい。アフォーダンス理論の入門書としてもよいのでは。

超普通  (2006-02-04)
トヨタがビートたけしを起用してCMをやっていた。ニューモデルのカローラのCMだった。このとき新しい時代がきていると思った。

日産からキューブというのがでた。すごくコンパクトですばらしいデザインだなあて思っていた。

そしてなんとなく買ったこの本の作者がこのキューブのデザインをした人だったことを知ってビックリした。やはり物が僕に寄ってくるのだ。

この本の中でも書いてるけど「ふつう」という輝き。「ふつう」であること。手癖がでないように気をつける。まるで坂本龍一。

これは大発言だと思うのだけど彼の作品を見た人がこういったと書いてある。「これはスーパーノーマルだ」

90年代後半からやたらと「超」がついた言葉がでてきた。「超すげー」「超かわいい」「超家庭(スーパーファミコン^^)」あとドラゴンボールのスーパーサイヤ人 オタクアートの村上隆の「スーパーフラット展」、、、あと村上春樹の「海辺のカフカ」の中にこのような言葉もでてくる「超ポストモダン」

超というのは僕はときどき「浮き上がる」という感じがするんです^^

目からウロコが落ちるデザインの本  (2005-09-13)
いわゆる「デザイン論」をあつかう本はあまたある。
例えば、これからのデザインはどうあるべきか、デザインにいまなにがもとめられているのか、デザインはいつでも社会をうつす鏡だった…というような、「デザイン」の周辺をうろうろしてけっして核心にふれないような本である。
しかし、この『デザインの生態学』は「デザイン」そのものを実践者の立場から、正面切って率直に論じている画期的な本で、これから決定的に重要な本になっていくと思う。
デザインとはそもそも何か、どのような発想と判断とプロセスを経てデザインが成り立っていくのか、過去から現在までの良質で豊富な実践例をあげられながら、しかもアフォーダンスの視点も組み込みつつ、デザイナー/建築家の実制作に役立つ「デザインの生態学」という大きな試みが、深澤直人と後藤武と佐々木正人のリアルな語りをとおし提示されている。
しかも付録や用語解説集が充実していて、これらを読むだけでも現代デザインのことがよくわかる。とくに巻末名言集はめちゃくちゃおもしろい。デザイナーや建築家、美術家が何を考えて物づくりをしてきたのかがわかる。
一気に読めるが、読み返してもまた楽しい。

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