日本の難点 (幻冬舎新書) - 本

日本の難点 (幻冬舎新書)

日本の難点 (幻冬舎新書)

宮台 真司

幻冬舎

グループ:Book

ランキング:8438位

価格:¥ 840 (税込)

発売日:2009-04

在庫状況:在庫あり。


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日本の難点 (幻冬舎新書) のカスタマーレビュー

現代をある程度正確に把握、認識することができる良書だと思います。  (2010-03-15)
なんだかんだで、この人ほど、正しく現代を捉える事が出来ている人はいないのではないでしょうか。

いろいろ気に食わないこともあろうかとは思いますが、興味深い観点を知ることのできる、良書だと思います。











日本の難点の「難点」  (2010-02-19)
筆者は頭は良いはずなのに、表現が下手で、どうも言葉遊びに終始しているように思われる。
この本を読んでいると不思議と「日本語の難点」に思いを馳せてしまう。
日本語は特に一つの単語でも多重的意味を持ち、用いられる場面によって意味が異なることがある。一つの単語=ある特定の意味を表す というわけではない。
なので書き手はそのことを十分にふまえて表現するべきである。

著者の表現は、はっきりいってわかりにくい。

筆者の中で自明の言葉でも、普通の人々が読むには理解しづらい言葉が多用される。学者の書くわかりづらい専門書のようである。おまけに文の構造、運びがよろしくないために輪をかけてわかりにくくなっている。
必死に表現して何かを伝えようとしても、結果的によくわからないということになっている。
まるでNHKの天気予報のようだ。あまり細々解説するためにかえって、一番知りたい「今日の天気」の部分をうっかり聞き逃してしまうのだ。その点民放の天気予報の方が明快でわかりやすい。

「教育が教育意図を越える」「社会設計も社会設計意図を越える」「不作為もまた作意なり。」「するも選択、せざるも選択」などを引き合いに出してているが、この本は「表現が表現意図を越えている」結果になってしまっているのが皮肉である。
本にするということは、読者に読んでもらい、その考えを伝えるということが前提である。
しかしその前提が崩れてしまっているところが、この本の「難点」になっている。

多少の事前知識があれば・・・。  (2010-01-23)
多くのレビュー通り、各テーマの掘り下げは不十分だし、
家族の話の自画自賛には疲れるけど、面白い内容だと
思います。
 世界システム論とか構造論とか記号論とかかじってれ
ばなんとか言わんとするところを類推できる、みたいな。
 裁判員制度に関する指摘や、アメリカという国家の成
り立ちの説明は雑だけど納得のいくものでした。
 社会的な排除と包摂、それに対するコミットメントは
この作品、この著者に限らず現代の大きなテーマになっ
てるんだなぁと再確認しました。

援交率の高さと自殺率の高い地域が一致していた、という指摘は凄かった(p.133)  (2010-01-22)
 宮台さんの問題意識は「対米追従と国土保全が両立しないこと」と「日本社会の空洞化と米国的なものの拡がりの間に関係があること」が現実化されるようになり、国土保全を通じた社会保全という柳田國男的な課題を自覚せざるを得なくなってきた、というものです。

 なんか思い出したのが月刊文藝春秋2008年8月号の『司馬遼太郎 日本のリーダーの条件』の最後のあたり。最晩年は日本に対して絶望的になっていたという司馬さんですが、望みがあるとすれば、国土をこれ以上汚さないということで一致するぐらいしかないだろう、と語っていたそうです。

 援交率の高さと自殺率の高い地域が一致していた、という指摘は凄かった(p.133)。こうしたところの多くは工場城下町であり、「金の切れ目が縁の切れ目」であるような人間関係が広がっている地域だったそうですと。ここにも、相互扶助というテーマが浮上します。

 「資本主義とは未来の成長を先食いして儲けるネズミ講です。成長への期待と、それを支えるフロンティアの発見がなければ、資本主義は回りません。ところが金融経済は、実体経済の成長に加えて金融経済の成長への期待を織り込んで膨らむ、再帰的増幅装置です。こうした再帰性ゆえに金融経済の伸びは実体経済の伸びを上回りがちです。実体経済を支えるフロンティアが失われれば、実体経済への投資機会を失ったジャブジャブの余り金が金融経済を再帰的に膨らませます」という経済学者の小幡績さんの論議の紹介も良くて何冊か本を注文しました(p.203)。

現代社会を包括的に捉え複雑な事象を紐解いている  (2010-01-16)
社会現象というのは決してシンプルなものではなく総合的な知識あるいは見識がないと一面的な理解になってしまうと考えている.宮台氏はその膨大な知識を総動員して今起こっている話題性のある課題を紐解いてくれている.
私自身としては「なるほど,そういう見方もあるのか」という目からウロコのところが多々あった.
例えば,「第2章 教育をどうするのか」にて「生活社会」と「システム」の解説があるが,うすうす感じていた社会現象を的確に説明できていると思う.
論文ほど難解ではないが,一般的な新書よりは読みにくいかもしれないが,得られたものは多く,星4つとした.

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