
少年カフカ
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少年カフカ のカスタマーレビュー 
「人生の幸福のひとつの形態」
(2009-09-02)
村上春樹編集長『少年カフカ』新潮社
『海辺のカフカ』を読んだたくさんの読者が繰り出す「あれはこうで、これはああか?」という怒涛の質問攻めに、作者の村上さんが「こうでもない、ああでもない、でもそうかもしれない」とひとつひとつ丁寧に答えていきます。『海辺のカフカ』刊行後、数か月間だけインターネット上で繰り広げられた読者と村上さんとのやり取りを記録したのが本書です。
「また村上さんの本か…、ほんとうに好きだよなぁ」と呆れられるかもしれませんが、ほんとうに好きなのです。
ずいぶんと多く人が『海辺のカフカ』を読んで、ずいぶんと多くの感想を抱き、ずいぶんといろんな意見や質問をぶつけています。共感する意見もあれば、ちょっと違うなぁと思うものもありました。こちらが読んでいてひやひやしてしまう辛辣な批判もたくさんありました。
これほどにたくさんの批判や意見に耐えられる小説というのは、ずいぶんとタフな存在であるように思います(まるでカフカ少年のようです)。おそらく村上さんの作品のなかでも、これほどのタフな小説というのは少ないのではないのでしょうか。なんてったって村上さん、1220通もの質問にひとつひとつ丁寧に答えているのです。(もうずいぶん前のことだけど)お疲れ様でした。
「わかめ うどん」に関してのメールに対する村上さんのお答がとても気に入りました。
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わかめうどんもおいしいですが、僕は鍋焼きうどんを食べているときに人生の幸福のひとつの形態を感じます。冬ですね。
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素敵な文章です。
ただし、鍋焼きうどんとか鰻とか、(現在海外に留学中のために)こちらで簡単には口にできそうにない美味しそうな食べ物がたくさん登場するのがこの本の唯一の欠点です。あぁ、おいしい鰻が食べたいです。
小説ももちろん面白いのですが、ぼくはこういった村上さんのエッセイ風の文章を読んでいるときに人生の幸福のひとつの形態を感じちゃいます。夏の終わりですね。
びっくり意見もとび出す巨大な読書会
(2009-08-20)
「ファンを集めてイチャつきやがって」というような内容のメールも取り上げられていましたが、
いやいやどうして画期的なオープンさを持った場所だったのだと、遅れてやって来た私にも
しっかり伝わりました。
私自身は「ノルウェーの森」の大ヒットで村上作品からはなれていったクチです。たまたま
母が持っていた「海辺のカフカ 上下」を読んでみて、「面白いけど想像の余地を残しすぎ
だなあ。(つまりはわからん)」という感想を持ちました。しかし他の読者の感想を読み進む
につれ、おぼろげながら何か見えてきた気がします。
しかし、村上作品の読者層って実に広いですね。「誰がそんなに買ってるんだ?」という疑問
にも答えが出てきた感じです。
海辺のカフカをある意味で補完する本
(2009-07-30)
他におよそ3冊、このメール質疑応答形式の本が出版されていますが、
この本の特徴はとにかくボリュームがやたら多いことです。
他は大体300〜400通程度なのにこれは1200ですから。
なお、この本を読み始める場合は一度海辺のカフカを読んでからの方がいいです。
どうしてもあの小説が読めなかったら、読めるようになってから読んだ方がいいです。
一生読めなかったら、この本も一生読まなくてもいいんじゃないかとすら思います。
こっちを先に読んで、興味持ったら小説を、という流れも考えられますが、それでもやっぱり、です。
海辺のカフカを最後まで頑張って読んで、この本、村上さんの世界をしゃぶり尽くしましょう。
あなたが村上さんの本に魅かれたきっかけは偶然かもしれませんが、
やがて、その先に必然が待っていたことを知るでしょう。
ひまつぶしにはちょっと。。
(2007-06-04)
ひまつぶしにと思って読むと、結構内容が深くて考えさせられる。
むしろ、何か悩み事があってでも適当に相談する人がいないときに読んでみると、
救われる感があるかも。
でも、来たメールすべて読んで選んでいるのかな。
それって相当すごい。
見た目はカッコいいんだけど
(2007-04-28)
海辺のカフカを読み終わったあと、本屋さんで見つけて見た目にひかれて購入しました。
ほかの人の意見や村上さんのコメントなど、面白いことには面白いのですが、数ページ読んで飽きてしまいました・・。
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