
海の都の物語〈3〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
海の都の物語〈3〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫) を買った人はこんな商品も買っています。
- 海の都の物語〈2〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
- 海の都の物語〈4〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
- 海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
- 海の都の物語〈5〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
- 海の都の物語〈6〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
海の都の物語〈3〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫) のカスタマーレビュー 
ジェノヴァとの抗争、そして東地中海の覇者へ
(2009-11-29)
本書は、ジェノヴァとの抗争を扱っています。
ヴェネツィアとジェノヴァは、同じ海洋国家でありながら、その政治制度、軍隊組織においては、正反対と言っても良いぐらい違いがあったようで、その両国が、125年間に間、東地中海の覇権をめぐって争ってきた様子が描かれます。
特に、両国間で戦われた、最後の戦争の描写は、「血沸き肉躍る」という表現がふさわしいほど、読み応えがあります。
本書の後半は、ヴェネツィア女性のファッション、恋愛、生活等についての、閑話休題です。
本書によると、ヴェネツィアは、女性の政治参加には神経質なほど警戒的だったようですが、本書で紹介されている、「だからこそヴェネツィアは持ちこたえたのです!」という歴史学者のジョークは、それが歴史的に正しいかどうかはともかく、「そうあってほしい」という男性側の本音が垣間見えて、微笑ましいです。
イタリアのライヴァル・ジェノヴァとの抗争
(2009-11-14)
第6話はヴェネツィアとジェノヴァの数次に亘る争いをベースに、同じ海洋国家でありながら、その気質も国家のあり方も対照的だった両国家を対比させていきます。
片や国家として政策的に貿易・経済を強化し組織力を重視したヴェネツィア。一方で、個人主義が強くそのヴァイタリティが国家を栄えさせてきたジェノヴァ。同じイタリアに位置しながらここまで違うのか、と思わせるほどの違いを、商売の方法や戦時中の外交などを紹介しながら、際立たせていきます。
アドリア海そして東地中海を舞台にした両国の戦いは、最終的に国家として存続しえたヴェネツィアに軍配が上がるのですが、塩野氏はその要因を、ヴェネツィア史の権威の言葉を紹介して締めくくります。つまり、「…勝利を決した因は、…社会を組織する能力である」と。
続く第7話はヴェネツィアの女性像を紹介する閑話休題的なお話。ヴェネツィアには政治への影響力をもった女性が皆無であった極めてまれな国家でありました。結婚しなければ存在すら認められなかったような状況下で、女性がどのように考え、どのように生活していたのか。女性たちが流行のおしゃれに必死になり、それをみて男性が眉をひそめるという、現代にも通じる様子が描かれていて微笑ましいです。
歴史に飲み込まれていく
(2009-10-28)
1から読んでます。
中世の主役の変遷がわかって面白い読み物です。
商品カテゴリー
話題の商品

