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四大文明 第一集「エジプト~そしてピラミッドがつくられた~」 [DVD]
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四大文明 第一集「エジプト~そしてピラミッドがつくられた~」 [DVD] のカスタマーレビュー 
優れた作品である。ただし、大きな問題も・・・
(2005-06-17)
いつの間にか忘れられた感の「NHK対朝日」のバトルで明らかになったようにNHKというメディアには様々な問題があり、その報道には(NHKに限らないが)一定の「用心」が要る。だが、特にこうしたドキュメンタリーものでNHKが作成してきた無数の番組には貴重なものが数多く存在することは、否定しようのない事実である。
この古代文明に関するシリーズも極めて良質な作品だと思う。わずか1時間の番組でありながらエジプト文明の本質である「ナイルの恵み」(アスワン・ハイ・ダムの建設でそれが失われていくという現代文明批判が印象的だ)から、ピラミッドの「謎」まで示す構成は弛緩のない極めて充実したものになっている。この点は非常に高く評価する。
が、評価するがゆえに、敢えて難点を指摘しておこう。なお、これらはこの作品に限らず、NHKの番組や作品にしばしば感じる事柄だ。
まず、「新説」ないし「最近の知見」の扱いについて、しばしばそれが「確定した真実」であるかのような断定的な解説になってしまっているケースがまま見られる。
本作でいえば、ピラミッド建設についての「公共事業説」がそう。愚生は専門家ではないから断言は出来ない。だが、従来唱えられてきた「大量の奴隷」による建造という見方が、それほどの奴隷を生み、また保持するだけのいわば「余剰生産力」が古代社会においてあったかという点からも、疑問に思えてくる一定の魅力はある。ただ、「公共事業」で富を還元する理由もわからないし、建造物が「墳墓」を想起させる内部構造を持つ理由も不明である。
それでいながら、これがあたかも「真実」であるかのような解説は、本質的な意味で極めて「非学問的」であり、視聴者を「思考停止」に追う可能性すらある。
2点目はもっと現実的な価格の高さ。先行発売されたVHS版と同一とはいえあまりに高い。本来、受信料で作成されたもの。気楽に購入できる価格であらねばならぬ。
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