
リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは
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リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは のカスタマーレビュー 
リーダーというポジションに向き合える一冊
(2010-01-20)
今まで、マネジメントやリーダーシップに関する本を
何冊か読んできましたが
そのたびに、書いてあることはよくわかるし、
やらなくてはいけないと思いましたが、
どこかで、負担に感じる自分もいました。
歳を重ねてきたこともあり、だんだん後輩や部下が
増えてきているのですが
自分にはカリスマ性もないし、
強く部下を引っ張っていくような力もないので
不安に感じることも少なくありません。
この本を読み、すぐに理想の管理職や幹部にはなれない
かもしれないが、近づくことはできるかも、
と少し前向きに考えられるようになりました。
ビジョン・ストーリー・シナリオを共有し、
部下に自主性を持たせるように工夫すれば
組織は成長でき、目標も達成できるのではないか
と感じました。
面談のやり方や声のかけ方一つにも工夫するところがあり、
大変参考になりました。
中竹さんも書かれているようにこのフォロワーシップの
考えが究極かつ万能のマネジメントではないことは
確かですが、この本を参考にして、
一つずつ自分が考えることを実践していけば、
ともに働く仲間とステップアップできるのではないか
と思いました。
中竹監督のカリスマ性を感じてしまうマネジメント理論
(2009-12-16)
会社組織の経営はスポーツにおけるチーム運営にたとえられることが多いですが、個人的には「ゴール(=勝利)が明確」でそれに向かって一丸になれる学生スポーツと多様な価値観を許容する企業経営とは相容れないものがあるという認識が強く、ビジネス誌などで取り上げられる美談を眉唾で見ていた一人です。
本書はふとしたきっかけで中竹監督のインタビュー記事を読む機会があったため。
モチベーションの設定やパフォーマンスのあげ方など共通する部分は確かに多いなぁと感じました。
強烈なリーダーシップを発揮した清宮氏の後任となった中竹さんは「日本一オーラのない監督」と自ら自嘲する通り、カリスマ性が薄いタイプ。とはいえ、そもそも大学時代にはキャプテンに選ばれるぐらいだから他人にはない何かがあるのではないだろうか。
「清宮さんよりは」カリスマ性がないという程度であろうと思うし、当の本人も「日本一オーラのない監督」というキャッチフレーズを自虐的に留めず戦略に転化しているところにしたたかさを感じてしまいます。
そんな本書は「期待に応えない」「他人に期待しない」「できないことはやらない」と常識とは正反対のフレーズの連続。その根底にあるのが「フォロワーシップ」への注目という流れになっています。それが著者による大学選手権2連覇という実績に結びついているのが本書、本理論の信憑性を高めることになっているのでしょう。
大学ラクビーに詳しいわけではありませんが、常勝早稲田ではなく弱小チームであったらこれほどまでに注目を集めることもなかったではないでしょうか。そこに中竹監督のカリスマ性を感じてしまうのは私だけ??
誰もがみんなフォローワーなのですから。。。
(2009-11-16)
リーダー養成については様々な研修があるのですが、組織の中でリーダーの位置にある人はもちろん一握り。その他の人たちはどうすべきか、中竹さんは面白い視点でこの本を書かれたと思います。私の職場でもリーダー養成は熱心ですが、そこから外れた人たちをどうするかということに関してはあまり考えられてこなかったので、自分なりにどうあるべきか考えていたところにこの本を見つけ方向性が少し見えたような気がします。よく考えると、リーダーになった人だってその上の人たちにとってはフォローワーだし、会社の経営者以外は結局みんなフォローワーの立場もあるのではないかとも思えます。会社組織のヒエラルキーの中では、トップ以外は誰でもリーダーの役割とフォローワーの役割を持っているのでどちらの考え方も必要なのではないかと思う今日この頃です。自律的な組織作りを考える上で、視点を変えて組織を眺めるのには良い本だと思います。フォローワーとされる方たちはもちろんリーダーの方々もご一読を。
<組織における個人>について
(2009-08-03)
さまざまな分野で閉塞的な状況が広がり、
「リ−ダ−不在」「リ−ダ−待望」といった風潮が高まる今日、
組織マネ−ジメントといえば、
組織トップであるリ−ダ−について考察されるのが一般的である、。
そんな中、本書は、組織のリ−ダ−以外のメンバ−=フォロワ−を重視する。
★理想のフォロワ−像とは・・・
「部下に主体性を持たせ、全員がリ−ダ−と同じ気持ちでいること
最終的に決断をくだすのはリ−ダ−だけれど、
常にフォロワ−もリ−ダ−と同じように主体性をもって考える組織。」
「自律したフォロワ−とは、一人一人が自ら考え、自ら課題解決し、自ら責任を取る」
言うは易し、行うは難し。まさしく、理想のリ−ダ−像の裏返しである。
これが実現できれば、サブタイトルにあるように、
カリスマリ−ダ−などは不要な組織といえよう。
もちろん、これはこれでリ−ダ−の立場にある者には、
相当な覚悟と努力が必要になるのだろうが・・・。
一つ加えるとすれば、少し大きな組織になると、
フォロワ−として、トップと第一線の現場とを結びつける「ミドル層」の果たす役割が
極めて大きいということを忘れてはならない。
いずれにしても、<組織における個人>のあり方について、
いろいろな視座を提供してくれる好著である。
凡人のためのリーダーシップ論
(2009-07-25)
著者は早稲田大学ラグビー部の元主将であり、現監督である。
前任監督はは名将の誉れ高い清宮監督であり、カリスマ的な存在であったのに対して、
著者は必ずしもチームの先頭に立ってグイグイと引っ張りあげていくというタイプではなかった
ため、当然ながら、関係者からも批判や不安視されながらも、自らのやり方で常勝チームへと
鍛え上げていった方法や考え方が本書に記されている。
著者は、リーダーとして、また何らかの役割を担うもの(フォロワー)として「スタイル」を
非常に重視している。
自ら指示やアドバイスをしないスタイルを貫き通すことで、学生の自主性を築き上げげている。
無論、学生を放置しているわけではなく、個別の面談などでフォローし、組織としての方向性
をきちんと作り上げているし、学生のスタイル確立に対する支援もしている。
リーダーシップというと、例えば日産のカルロス・ゴーンのような強烈なトップダウンで指示
を出すことのようなイメージがあるが、実際にそこまでのカリスマ性を持ったリーダーという
のは多くない。
それが故に、著者のようなスタイルを参考に組織をまとめ上げていく方法は、そうした人々を
偏ったリーダーシップ論から解放させ、新たなリーダーとフォロワーの関係性を提示しくれる。
多くのリーダーにとって非常に大きな価値のある内容である。
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